第9回イーストエンド国際ギターフェスティバルの感想①
《まえがき》
今回からコンクールの感想は何回かに分けて書きたいと思います。
前回長くなりすぎて読みにくいのと投稿するまでにとても時間が掛かってしまったのでその反省からこんな形でやっていきたいと思います。
先日開催された第9回イーストエンド国際ギターフェスティバルに参加してきました。
去年自分が初参加したときは2月の開催でしたが、今年は5月の17,18,19日に開催されました。
去年参加したときに来年は会場変更になるかもと聞いたような気がしましたが、例年通り今年も豊洲のシビックセンターホールで行われました。
駅から近くて便利なところにあります。施設もきれいでホールの響きもすごくいいです。
公共の施設で利用する方が多いのでエレベーターがなかなか来ないときがありますがそこは仕方ないのかな~^^;
自分は今回18日のコンクールの予選から参加しました。
17日は仕事がありましたので予選の演奏順を決めるくじ引きには参加できませんでした。
去年は一日目から参加できたのでくじ引きもできたのですが、演奏順はくじで決められた順番で好きなところを選べる形式になっています。
なので必然的に(?)最初の方が残っていきますので、参加できなかった人は最初の方になっていきます。
一番目だったらちょっと嫌だな~と思っていたのですが、前日に送られてきた演奏順を知らせるメールを確認すると三番目。
うーん、まあ最初でないだけマシですね^^;
でも当日の受付はほぼ朝一なので出発する時間は結局かなり早い時間になりました。
ちなみに今回は会場に着くまでに非常に疲れました。
原因としてはまず本番数日前に諸事情により両膝を痛めてしまいました。
特に左足の状態が悪くほとんど曲がらない感じ。
なので歩くだけでも一苦労でした。
さらに乗車予定の電車に乗るのが本当にぎりぎりでかなり焦りました。
特急券の券売機で前の人が操作がわからないのか後ろはずっと待ちっぱなし。
これは順番来るのは無理だと諦め、仕方なく乗車券だけ買ってりょうもう号に乗り込みました。
この時に荷物を抱えて慌てて乗り込んだのでさらに足を痛めてしまったんですね(とほほ……)
りょうもう号に乗ったのは良かったんですが、特急券を買わなかったので席がありません。
こんなことなら事前にネット予約しておくべきだったとちょっと後悔。
まありょうもう号は車内を係の人がまわってくるので事情を説明すれば券が買えます。
しかしこの時はなぜかしばらく待っても係の人が来ない……(;´∀`)
結局30分以上立ってからやっと席に座れました。
その間になぜかハンドバックを別の車両に置き忘れるというトラブルなどもあり、とにかく今回は会場に着くまで色々なことがありました。
《予選参加の感想》
イーストエンド国際ギターフェスティバル開催中は色々な催し物がありますが、コンクールもその一環で行われています。
他のコンクール同様予選がありますが、18日の2日目に予選、19日の最終日に本選と二日間に分けて行われます(一日目の演奏順のくじ引き含めれば三日間に渡る)
ほとんどのコンクールでは予選と本選を一日でやってしまうので、同一部門でこれは珍しいかなと思います。
あと特徴的なのは、このコンクールには予選本選通して課題曲が一切設定されていないというところでしょうか。
決められているのは予選8分、本選20分の時間制限だけ。
曲に(ほぼ?)制限がないので他のコンクールでは普通は弾かれないであろう曲も聴けるのがおもしろいです。
そんな中で今回自分が予選で選んだ曲は、アストル・ピアソラ作曲のブエノスアイレスの春(Primavera porteña)です。編曲はヘスス・ベニーテス版のものを使いました。
以前は結構プロの方もこちらの編曲を弾いていた気がするのですが、最近はみんなアサド編のを弾いている印象があります。
原曲重視を取るなら確かにアサド編の方が近いのですが、でもやっぱり原曲と聴き比べるとかなり音やフレーズの変更があります。まあ完璧なアレンジは無理ですから妥協せざる得ないのでしょう。
自分は昔からベニーテス編の演奏を聴いていたので、原曲をもとにしたギター独奏曲という括りではこちらの方が好きですね。
何れの編曲にしてもかなり難しいので自分の実力では無謀なのは承知の上なのですが、こういう機会じゃないとこんな曲人前で演奏できませんので思い切って今回選びました。
さて結果はというと去年同様最下位で点数もひどいものだったのですが、自分的にはそんなに残念な気持ちにはなりませんでした。逆に弾き終わった時は今までにない不思議な達成感がありました。
というのもいつも通りの緊張状態だったらもっと全然指が動かないだろうなーと思っていたからです。
ですが今回意外と緊張しませんでした。あがらない感じはこれまでで一番だったかも。
まあだからといって難しいところをミスなく弾けるとかそういうことではないんですが、でも今までと違い指先のコントロールがそこそこ取れました。
ようやくコンクールという場に体が慣れてきたのでしょうか?
とにもかくにも今回それだけは貴重な収穫になりました。
これで少しは自信がつくといいんでしょうけどね。
あと余談でツイッターに少し書きましたが、最近舞台に上がったときの緊張対策としてあることを始めてみました。
素人考えで大したことではないのですが、ひょっとしたらこれが多少なりとも効果があったのかもと思ったりもします。
何せ前回のバッハコンクールの予選の時までまったく駄目だったのが、今回一ヶ月も立たないで緊張状態が変化したのは見過ごせないかもしれません。
これについては今後はっきりと効果が分かり次第改めて記事にしてみたいと思います。
では次回から他の方の予選の演奏やコンサートの感想などについて書いていこうかなと思います。
ここまでありがとうございました(^^♪
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